top of page
検索

2025年4月下旬の日々

  • 執筆者の写真: Kamome Kamoda
    Kamome Kamoda
  • 5月1日
  • 読了時間: 4分

更新日:5月17日

⋆͛ 4月22日(火)の作り置き

・下処理済みのタラの芽

・きゅうりとしらすの和え物

・しいたけの肉詰め

・茄子の味噌チーズ焼き

・わらびの炊き込みご飯

・豆腐とつみれのスープ

・フレンチトーストの仕込み

・うまくできた食べるラー油

・小松菜の野菜炒め


 昨年の11月に車を廃車してから、しばらく車のない生活をしていたのだけれど、つい先日車を購入した。お客様に車関係のお仕事の方がいらして、そちらでとっても愛のあるお取引をさせていただいて、幸せな迎え方をした車。車の中は名前は【ポテ】にした。

 ポテが来たことで私たちは久しぶりのドライブを大満喫。もともと車がないと不便なエリアに住んでいることもあって、行けてなかった美味しいお店もいろいろあったのだ。だからちょっと数日ふたりで「あそこの中華いこうよ!」とか「ドライブスルーしよ!ドライブできるし!」とか言って良い時間を過ごした。


 そのため久しぶりに行ったお気に入りのパン屋さんのバケットの残りでフレンチトーストとか、これまで行けなかった山の麓の産直で買った山菜とかが入ったラインナップ。ちなみにわらびはご近所のお姉さまにいただいた◎

 車の件もそうだが、ほんとうにみんなに助けられて生きていると感じる。ありがたい。

 

 わらびもタラの芽も春の味がして、鼻に抜ける苦味が私の身体を春に追いつかせてくれるね。


⋆͛ 4月27日(日)の作り置き

・サルサ

・茄子の挟み焼き

・茄子とささみのポン酢和え

・ピーマンの浅漬け

・わらびのお浸し

・筍ごはんのかやく(後でご飯に混ぜる)

・厚揚げの煮物

・タイカレー

・トマトとたまねぎのサラダ


 ずっと畑やハーブの仕事をしていて、夫婦共々疲れ気味。作り置きがなくなったのに、食事を作る元気がなくてお弁当やテイクアウトでどうにか繋いだ数日があった...なかなか体力がないね。


 愛猫のニノがうまく食事を取れなくなってからだいたい3ヶ月ほどになるけれど、週末にかけて彼の体調が少し悪化。注視しているけれど、気づかないことも多くて心配は尽きない。

 

 朝起きて、ニノが寝室の窓辺で朝の空気を吸っているのを見ると「あぁ、今日も生きてくれている」と、安心する。体調が悪いのにまだまだ毛がふわふわで、金色に光る毛先が風に揺れていると、美しさに胸がぎゅっとする。


⋆͛ 4月30日(水)のごはん

・家で採れたネギで海老の塩焼きそば

・レタスともやしの中華スープ


 連日の畑、ハーブ仕事で疲れ切っていたけれど、やっとリズムが作られてきてパパッとランチが作れた。


 この家に引っ越してきてから、家の中を少しずつDIYしてきたけれど、この春は夫婦で力を合わせて一気に屋外の様々な工作を終わらせている。2人とも制作に行き詰まっていたこともあって、がっつり息抜きをしているような時間になっている。


 私たちは人間なので、生まれ育った共同体のセオリーや、社会活動のルールを学んで生きているけれど、そこにどこか“私たちは全てをコントロールできる”とひどく勘違いしている自分を見つける。自分の心も身体も、ましてや他者までもどこかで“コントロールできる”と思っては、コントロールできない自分を責めたり、思い通りにならない他者に憤ったりするのかもしれない。

 それが、ただ母屋から一歩眩しい庭に出るだけで“コントロールできるものなど何一つない”と目に入るもの全てが囁いてくる。私たちはただ真摯にそこにある謎と向き合うしかない。小さなヒントを見つけては、喜んだり困ったりしながら世界を解明する鍵を造り続ける。


 そういう自然がもたらす内的なバランスは本当に大切で、痛みに囚われやすい私にとって、畑やハーブと共にいる時間は息抜きを通り越して瞑想のような静けさを持っている。

 不思議と夫も似た感覚を持ってくれているようで、少しずつ彼の顔が明るく、温かくなっている。


 春の風はまだ冷たくて、それがまた優しい。そういうひとつひとつを感じきるように生きられたらいいなと、願うように心に灯す。

 
 
bottom of page